第1章 導入と初期設定
はじめに
Atriumは、利益相反チェックと案件管理をひとつにまとめた弁護士業務支援システムです。専用のサーバーは要らず、HTMLファイルをChromeまたはEdgeで開くだけで動きます。データは事務所内の共有フォルダに保存され、全員が同じ情報を共有できます。
動作環境
対応ブラウザはGoogle ChromeまたはMicrosoft Edgeの最新版です。Safari・Firefoxには対応していません。
導入のしかた
HTMLファイルを事務所の共有フォルダ(ファイルサーバー・OneDrive・Google Driveなど)に置き、各自のブラウザで開きます。最初だけ表示用フォントを読み込むため、初回はインターネットに接続しておくと表示が安定します。
初回起動
初めて開いたら「新規登録してはじめる」を選びます。
事務所の登録
事務所名とメンバー(弁護士・事務員)を登録し、「この内容で始める」を押せば準備完了です。2台目以降は「共有フォルダから設定を読み込む」で同じ設定を引き継げます。
チュートリアル
登録のあと、主な機能を数枚のスライドで確認できます。不要であれば「スキップ」で飛ばせます。
ログイン
自分の名前を選び、パスコードを入力して入ります。
ホーム画面
ホームから利益相反チェックや案件管理へ移動します。その日のタスクや未入金の件数も、ひと目で分かります。
設定の変更
管理者は設定画面で、事務所情報・メンバー・利益相反データの管理方法を変更できます。
第2章 利益相反チェック
どんな機能か
新しい相談を受けたとき、依頼者・相手方・関係者の名前を過去の案件と照らし合わせ、受任してよいかを判定する機能です。
データの管理方法
管理方法は2つから選べます。Atrium内に登録する方法(共有フォルダに保存)と、事務所にある既存のExcel台帳を読み込む方法です。設定画面で切り替えられます。
チェックのしかた
名前を入力して検索します。過去の案件と一致すると「抵触」と表示されるので、受任前に担当弁護士へ確認します。
案件の登録
受任した案件は「案件登録」から登録します。案件名・依頼者・相手方を入れておくと、次回以降のチェックに使われます。
既存Excelの読み込み
Excel台帳を使う場合は、Excelの列とシステムの項目(依頼者名・相手方名など)を対応付けてから読み込みます。
第3章 案件管理
案件一覧
受任した案件を「進行中」「終了」に分けて一覧表示します。「+新規案件」から登録でき、検索や担当者・状態での絞り込みもできます。
案件詳細
各案件の報酬・入金、期日・予定、作業依頼、タイムラインを1つの画面にまとめています。
報酬・入金の管理
費目ごとに請求と入金を記録すると、状態が「未請求・未入金・一部入金・入金済」と自動で色分け表示されます。
預り金の管理
預り金は受領と支出を都度記録します。コメントも残せて、残高は自動で計算されます。
困ったときは
- 画面が真っ白:ChromeまたはEdgeで開いているか確認してください。
- 設定が反映されない:全員が同じ共有フォルダのHTMLを開いているか確認してください。
- データが見えない:共有フォルダのアクセス権を確認してください。